神田っ子の誇り・神田警察通りの32本のイチョウを伐採せずに工事してください!

ムーブメント:樹木を切らないで!

神田っ子の誇り・神田警察通りの32本のイチョウを伐採せずに工事してください!

開始日
2022年1月6日
署名の宛先
樋口高顕 (千代田区長)
現在の賛同数:16,690次の目標:25,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

署名の発信者 神田警察通りの街路樹を守る会

 皇居に近い神田は、私達が住み、働き、コミュニティを育んできた土地です。昔からの住民は減りましたが、ここ神田に誇りをもっています。警察通りはその神田の顔です。

 その一角、共立女子学園横の100年のイチョウの大木が伐られ始めたのは、2016年夏のことです。千代田区が2020東京五輪までに車道を減らし、自転車道を作るために、歩道にある街路樹を全て伐ろうとしてのです。

 この Chenge.org で「オリンピックのために100年の街路樹を伐らないでください」というキャンペーンが多くの人の支持をうけ成功し、共立横の32本の街路樹は残り、2018年に道路工事も終わりました。大木のあるいい道ができました。

 ところが、2020年、道路を管理する千代田区道路公園課は、なんと、同じ通りの残りの街路樹150本を、全て伐るとしました!
 当面2期工事区間の32本のイチョウの大木を、異常な執念で伐ろうとしています。2本だけ移植し、その他は全て伐採するというのです!

 私達近所に住む者がそれを知ったのは、つい2年ほど前の2021年末です。こちらから説明を求めたところ、やっと来た区役所職員によって、初めて知ったのです。

 驚いたことは言うまでもありません。毎日世話をしてきた大事な街路樹が、何の断りもなく、無残に伐採されるというのですから。
 街路樹は全て健康です。悪環境にもめげず季節を教えてくれる健気な木々です。そんな木を伐採するのは江戸っ子のやり方ではありません。
 私たちは、共立横のイチョウがきれいに残って本当に良かった、神田警察通りの街路樹はすべて同じように残るものと思っていました。なんの説明もなく、もちろん了解もなく、どういう了見であれほどの立派な街路樹を伐ろうというのでしょうか!

 2022年、私たちは労を惜しまず、あらゆる関係者に近隣住民として訴えてきました。何人もの区民が区長や区議会に署名陳情をだしたことは言うまでもありません。

 区議会でも、私たちの声を聴き、区に対し、地元住民の意見を聞くこと、専門家の意見を聞くことなどを要望しました。
 すると区道路公園課は、外部の会社に委託してアンケート調査を行いましたが、その設問がひどく偏っており、住民が求める「今ある街路樹を残して道路整備する」という回答が最初からない、少ない質問で少ない選択肢に誘導するような質問設定をしたのです。
 専門家の意見聴取に至っては、口頭で聞いた意見の中から、自分たちに都合のいい部分を切り取って「専門家の意見」として利用したのです。当の専門家が了解するはずはなく、今も間違った区のやり方を問い質しています。今も区からの回答はないそうです。

 このように、千代田区道路公園課は、地元住民や専門家の意見を聞くどころか、事実を曲げ策略や嘘を重ねても、「街路樹を全て伐採する」やり方に固執しています。公的機関のやり方ではありません。なぜこれがまかり通るのか。

 それでも私たちは何度も話し合いを求めました。区長にも区所管課にも、沿道協議会にも、伐採推進派の協議会委員にも。しかしいつも区が話し合いを打ち切るのです。ろくに話をしていない内に「話し合いが平行線だから」と。だからこそ、もっと話す必要があるのです。話し合いをすると、区にとって何か都合が悪いのでしょうか?

 2022年4月、区内の身障者などからの街路樹保護の陳情について、区議会企画総務委員会で審議しました。委員の意見が割れ、3対3となった時、委員長だった嶋崎区議が不採択として、否決されました。

 その日、多数の報道機関の求めに応じ、区環境土木部長が現場で会見をしました。それを聞いていたら、反対側で道路公園課長らが街路樹の伐採を始めました。

 私たちはそのやり方にまともな区政は感じませんでした。仕方なく咄嗟に樹木に近づき、守りました。
 そしてそれ以来、私たちは道路工事時間の夜間、街路樹のそばに静かに座り、樹々を守ることにしたのです。

 ここに至っても、区は私たちと話し合いも調整もしようとしません。人がいなくなった時間に、度々伐採を強行しにきました。
 2022年4月、2023年2月、4月、11月です。第二期区間街路樹30本のうち、7本も伐られてしまいました。
 不意打ちするように伐採を狙っているのです。この時雇った警備員に区は一晩5~7万円支払っていることがわかりました。まともなやり方ではありません。

 私たちは仕方なく、法的な解決を求め、区の伐採を問う住民監査請求を行いました。ご多分に漏れず、却下されたので、住民訴訟を提訴しました。

 しかし区は、今度は私たち地元住民に、神田警察通りへの立ち入り禁止の仮処分申請を行ったのです。なんとこの時、区は552万円の報酬で弁護士を募集しました。
 私たちが長年住む区の区道の環境を守っている区民を、話し合いもせず、立ち入り禁止にする、そういう首尾です。それ自体、異常です。

 2022年1月に新区長となった樋口区長にお願いします。「皆の声を聴く」ことを公約として区長になられました。
 私達は道路工事(車道を減らし自転車道を作る工事)に反対している訳ではありません。街路樹保護の訴えが道路の改修を妨げているような捉え方はしないでください!

 私達が大事に思う街路樹を伐採しなくとも、道路工事は可能です。実際区は今ある街路樹を残した場合のシュミレーション、「街路樹存置案」がありますから、それをやってください。

 私たちは皆、ここ神田に住み続け、今後も街と人と環境を守りたいと思っています。皇居に近く、環境モデル都市である千代田区の住民です。災害が頻発する時代に生きる責任もあります。30本もの大木を伐採しては、孫子に示しがつきません。この思いを受け止めて下さい。

声を届けよう
現在の賛同数:16,690次の目標:25,000
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 樋口高顕 千代田区長
  • 政策経営部広報広聴課広報広聴係 千代田区役所
  • 印出井一美 千代田区環境まちづくり部長