100%ジュースでもむし歯になります。

100%ジュースでもむし歯になります。

開始日
2021年4月13日
署名の宛先
江崎グリコ株式会社
署名活動成功!
348人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 山田 翔

「幼児のみもの」の商品PRの方針転換を要望します。

「幼児のみもの」は商品PRサイトにて
「食べる食事だけで十分な栄養素を摂りきれない時に、果汁・野菜汁100%の飲みもので補ってあげる」
として0歳児、1歳児に当該商品を摂取させることを推奨しています。
https://www.glico-youji.jp/nomimono-en/

しかし、WHOがファクトシートで子供に対する100%果汁ジュースを含む飲料のマーケティングや広告を規制しているように、多くの研究がう蝕、味覚形成、肥満など様々な面で問題が起きうることを示しています。
https://japan-who.or.jp/factsheets/factsheets_type/sugars-and-dental-caries/

ファクトシートでは「遊離糖の摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満、理想的にはさらに5%未満に制限」としています。
1歳児の総エネルギー摂取量を1000kcalとすると、100kcal、できれば50kcalまで。果糖は100gあたり368kcal。
単純計算だと約27g、できれば14g。
「幼児のみもの」には1本でギリギリ、ないしはこれを超える商品も含まれています。

アメリカ歯科医師会、
およびアメリカ小児科学会は
「生後1歳未満の乳児にはジュースを食事に取り入れるべきではない」
「生後1歳未満の乳児にはジュースによる栄養面でのメリットはない」
としています。
https://www.ada.org/en/publications/ada-news/2017-archive/may/aap-says-juice-a-no-no-for-babies

https://pediatrics.aappublications.org/content/early/2017/05/18/peds.2017-0967

ある程度大きくなった子どもや大人が節度をもって飲むぶんには問題ありませんが、
0歳児、1歳児に、『飲ませることを推奨する』というのは控えてほしいと思います。

商品のPR動画では
「食事の際に、ジュースも加えてはいかがでしょうか?」と促し、
https://youtu.be/2Iv31HQgP08
この商品およびPRサイトを含め明らかにWHOの規制に反しており、
歯科的観点からは、
果物の場合は咀嚼することで唾液分泌が促進されう蝕に抵抗しますが
ジュースの場合はそれが起きず、むし歯の原因となり子どもたちの健康を損なう可能性が高いです。

以下の記事がよくまとめてくださっています。

https://agora-web.jp/archives/2051118.html

この署名の目的は企業利益の阻害ではなく、正しい知識を啓発することにあります。
歯科医療従事者は日々の臨床で、「100%ジュースなら良いと思っていた」と悔やむお母さん、むし歯になってしまうお子さんを見て心を痛めています。
この現状をなんとかしたいという気持ちからこの署名活動を始めました。

私たちは江崎グリコ株式会社に、この商品のPRを歯科的観点を踏まえたものに方針転換することを要望いたします。

(イラスト提供:「うさっぱ」様 Twitter "@usappa_")

署名活動成功!

348人の賛同者により、成功へ導かれました!

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意思決定者(宛先)

  • 江崎グリコ株式会社